2012年4月10日火曜日

摂食障害(過食症・過食嘔吐)の 対人関係療法による治療 / 双極性障害(躁うつ病)の対人関係-社会リズム療法 / 心療内科クリニック / 東京都港区


対人関係療法(Interpersonal Psychotherapy; IPT)とは?

対人関係療法(Interpersonal Psychotherapy: IPT)は、アメリカ精神医学会の治療ガイドラインでうつ病に対する有効な治療法として位置づけられるなど、認知行動療法と双璧をなす短期精神療法として知られています。


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対人関係療法による治療は期間限定の短期精神療法ですが、その効果は長く維持されることが臨床研究から確認されており、うつ病のほか、摂食障害(とくに過食や過食嘔吐)にも長期的に良好な効果を及ぼすことが確かめられていますし、薬物療法が適切でない思春期や産前産後の治療でも第一選択となっています。

また、双極性障害に対する「対人関係-社会リズム療法(IPSRT)」は、エピソード再発抑制効果のある心理社会的治療として注目されています。


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対人関係療法は、『自分の気持ちに影響を与える他人(家族や交際相手など、重要な他者)』との関係性(4つの問題領域のいずれか)に焦点をあて、出来事や状況と自分の気持ちを整理し、症状との関連を理解し、対人関係療法セッションの中で今後の努力の仕方について検討したり、計画を立て、ストレスを解決するという「変化を起こすスキル」を身につけていくことで、自尊心を高め、自然治癒力(レジリエンス)を回復し、病気を治していく治療法です。


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○「自分の気持ちをよく振り返り、言葉にして伝えてみる」
○「自分の周りの状況(特に対人関係に関すること)に変化を起こす」
に取り組んでいくことで、対人関係スキルを高め、自尊心を回復し自然治癒力(レジリエンス)を発揮できるようになります。

対人関係療法の適応

対人関係療法は、発症と維持に対人関係問題が強く関わる疾患(摂食障害(とくに過食症や過食嘔吐)やトラウマ/PTSDなど)や、症状が対人関係に大きな影響をあたえる疾患(うつ病・慢性のうつ病性障害(気分変調性障害など)や双極性障害など)において治療効果が認められています。


不登校や交友関係、問題行動などの思春期の心の問題、妊娠中や出産後のうつ病など、薬物療法が望ましくない場合なども対人関係療法の適応になります。

また、うつ病の診断基準を満たさない程度の軽い抑うつ状態(適応障害やストレス障害)や更年期障害、夫婦・パートナー関係、子どもさんへの対応の仕方などに対しては、対人関係療法の簡易版である対人関係カウンセリングが役に立ちますし、同席面接も行っています。



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